やさしい組踊解説

組踊とは?

組踊は、台詞・踊り・歌の三要素で成り立っている琉球の総合芸術です。 琉球王国時代、国王の代替わりの際に、冊封使(さっぽうし)と呼ばれる新国王を任命するため中国皇帝の使者を歓待するために踊奉行(うどぅいぶぎょう)であった玉城朝薫によって創始されたのが組踊です。 琉球に古くから伝わっていた芸能を基礎に、大和芸能の能や歌舞伎にヒントを得て創られました。 >組踊は約70余り創作されましたが、そのほとんどが忠孝・道徳を主題にした内容で、これは芸能を通して宗主国である中国への敬意を表したと考えられています。

【組踊の台詞】

組踊では、台詞のことを唱えと言い、琉歌と同じ八・八・八・六調を基本としたリズムで作られています。唱えは登場人物の性別・身分などの役柄で大きく異なります。

【組踊の踊り】

組踊は字の如く、踊りを組み合わせて物語を展開していきます。舞台での所作は全て琉球舞踊の基本的な動きで、リアルな演技は避け抑制された型で表現されます。

【組踊の音楽】

物語の進行状況を歌で表説明したり、登場人物の心情を演者に代わり表現するのが組踊の音楽です。音楽を担当するのが三線・琴・笛・胡弓・太鼓で構成された地謡(じかた)と呼ばれる人達です。